コラム記事

【疲労を回復】質の高い睡眠をとるための方法

例えば少ない睡眠時間でも、質の高い睡眠をとって疲れを落としたいと願う人は多いのではないでしょうか。質の高い睡眠は、身体の疲れを取って怠さや眠気を残しません。でも、どのようにすれば、質の高い睡眠はとれるのでしょうか?質の高い睡眠をとるには様々な方法がありますが、そのひとつは毎日使っている「寝具」を見直すことです。今回は質の高い睡眠をとるための、寝具の選び方をご紹介します。

●布団選び・使い方のポイント

寝具の選び方にはいくつかのポイントがあります。

1.季節に合わせて布団を変える

夏と冬とで布団を変えるように、布団の選び方も季節によって変わります。夏は発汗が、冬は代謝低下が起こりやすくなるなど、季節によって身体に生じる変化が異なるからです。

夏は暑さのため布団に熱がこもりやすくなります。汗を吸収して、熱を放出しやすく肌触りも良いワッフルやガーゼ素材のシーツを使うのがおすすめです。また、布団をこまめに天日干しすることも大切です。 冬は寒さのため布団から熱が逃げやすくなります。保温力の高い羽毛布団などを使うのがおすすめです。熱は下から逃げる性質を持っています。そのため、身体の下に温かいパシーマを敷いておくと、身体から出る熱を適度に蓄え、温かい空気層を蓄えてくれることで快適な状態で眠れます。

2.羽毛布団はかける順番に気をつける

冬は軽くて暖かい羽毛布団を使う人も多いでしょう。しかし、暖かさをアップさせようと、羽毛布団と身体の間に毛布をかけていませんか?実はこの順番は間違いなのです。羽毛布団は体温が伝わると膨らんで暖かさがアップする性質を持っています。そのため、間に毛布を掛けてしまうと、身体の熱が羽毛布団に伝わらなくなってしまいます。保温効果を逃さないため、身体の上に羽毛布団を乗せるようにしましょう。その上に薄い肌掛けや毛布をかけることで、布団から熱が逃げにくくなり保温効果が高くなるのです。

3.清潔な状態を保つ

布団は定期的に洗ったり、クリーニングに出したりして常に清潔な状態に保ちましょう。清潔な布団は気持ちが良いので気分的にもリラックスできます。それだけではありません。清潔な布団はダニなどアレルギー物質の発生を防ぎ睡眠の質を高めます。もちろん寝具だけではなく、寝室全体を清潔にすることでも睡眠の室は高まります。

寝具は、睡眠時に温度や湿度を調節する効果を持っています。体温を一定に保つのは何よりも重要な事なのです。寝具に気を使い、快適な睡眠をとって質の高い睡眠をとるようにしましょう。

あなたはどっち?ベッドと布団のメリットを比較(布団編)

ベッドと布団はどちらが快適なのか? 前回はベッドのメリットについて紹介してきました。2回目となる今回は布団が持つメリットをご紹介していきます。

布団を使うメリット

・スペースを自由に使える

布団は上げ下げするので、起きている間は睡眠のためのスペースを確保する必要がなく、部屋を自由に使えます。
特に六畳くらいの部屋でベッドを置くと部屋の大半が埋まってしまうので、布団のほうが広く部屋を使えるでしょう。

・丸洗いが出来る

素材にもよりますが、布団は丸洗いが可能です。汚れてきたと感じたら、自宅の洗濯機で洗いましょう。
洗った後は、お日様の陽射しを浴びせてしっかりと乾かします。ふわふわの状態で寝ることが出来ますよ。
自宅で洗えない場合はクリーニングに出してみましょう。お布団のお洗濯は意外と干すのにスペースを確保しなくてはならず、濡れて重くなってしまったお布団は取り扱いが大変です。自宅で洗う以上に簡単で快適な状態で戻ってきます。

・落ちる心配がない

寝ている間は想像以上に寝返りを打っています。寝返りは身体の特定の箇所に体重の負担が掛かるのを防ぐ効果を持っていますが、あまり寝返りの回数が多いとベッドの場合落ちてしまうかもしれません。
布団の場合ははみ出てしまうかもしれませんが、どこまで寝返りを打っても落ちる心配はありません。

・切り替えがしやすい

これはデメリットにも繋がるかもしれませんが、布団は基本的に上げ下げして仕舞うので気持ちが切り替わります。ベッドの場合、部屋で仕事や勉強をする前に、ついつい横になってダラダラしてしまいがちです。
しかし、布団だとわざわざ敷き直さなければいけませんので、その心配はありません。あえて上げ下げしなければならない布団を使って、メリハリをつけるのも気持ちを切り替えるための手段です。

・移動が簡単・掃除もしやすい

布団は一人でも自由に動かせるので掃除がしやすいのも特徴です。また好きな場所に敷けるので、夏はエアコンの近くへ、冬は暖房の近くへと快適な場所で睡眠をとることができます。
移動も簡単で、寝付きにくいと思ったらすぐに部屋を移動できます。またベッドを移動させると気分転換にもなります。

今回は布団のメリットについて見てきました。
ライフスタイルの変化にともない、布団で睡眠をとる人は少なくなってきましたが、今でも布団が好きだという人も多くいます。
布団にも様々なメリットがありますが、いつでも丸洗いができるというのは魅力的です。最近では手頃な価格で売られている布団もありますので、季節に合わせて布団を変えてみても良いかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。
今回は寝具の色が与える睡眠の質について紹介しました。寝ている間は寝具の色は気にならないとはいえ、睡眠に与える影響は少なくありません。
睡眠の質を高めたい人は、おもいっきって寝室のカラーコーディネートを考えてみてはいかが?

低反発か高反発?マットレスはメリットを吟味して選ぶ

マットレスを選ぶとき「低反発と「高反発 で迷ったことはありませんか?
低反発は反発力が少なく包み込んでくれるやわらいかい印象で高反発は反発力がありしっかりと重さに対して支えてくれる硬いイメージ、違いはなんとなく分かっていたとしても、結局どちらがいいのか分からない。
そんなあなたのために、今回はマットレスの反発力の違いについて紹介します。

低反発マットレスとは

「低反発 は、その名のとおり反発の少ない素材が使われています。
これはウレタンという素材が使われており、圧力や衝撃の吸収に優れています。元々は宇宙研究で有名なNASAが開発したもので、ロケット打ち上げ時の衝撃を和らげるときに使われていました。
力が加わるとゆっくり沈み、離すとゆっくりと戻ってきます。
人間の背中は一直線ではなく、お尻と肩甲骨(けんこうこつ)が少し出っ張っています。そのため、地面など固いところで寝ると、出っ張ったところに体重が集中し血行が悪くなってしまいます。
低反発素材のマットレスですと、人間の体の形に合わせつつ、体全体を支えるように圧力を均一にするので、一点に体重が集中することがないという長所を持っています。

長所:体重が一点に集中しない。寝心地が良い。
短所:寝返りが打ちづらい。体が沈みすぎる時がある。

高反発マットレスとは

「高反発」は低反発とは逆に反発力の強い素材が使われています。ですので、一見マットレスには適していないように思うかもしれません。
しかし、布団から寝返りを打つ時を想像してみてください。マットが柔らかすぎると力が吸収されて、寝返りを打つのにもエネルギーが必要となります。
一方、高反発マットレスですと、少ないエネルギーで自然に寝返りを打つことが可能です。また一般的に高反発マットレスは通気性が良く、蒸し暑い日でも湿気がこもらないので、快適な寝心地を保持できるのも特徴です。

長所:寝返りが打ちやすい、通気性が良い。 短所:寝心地が固く感じるときがある。

まとめ

いかがでしたでしょうか? マットレスは低反発でも高反発でも一長一短があり、一概にどちらが効果的だと決めることはできません。
ただ、若いうちは寝返りを打ちやすい高反発なものを好み、年齢を重ねてくると体をしっかり面で支えてくれる低反発を好むようになると言われています。どちらか一方に決めるのではなく、自分の好みや時期によって使い分けてみるのも良いかもしれません。

寝具は一日の大半を過ごす重要なパートナーです。慎重に吟味しましょう。

短時間睡眠は効果的?短い時間で疲れを取るための11の方法

もし、眠らずに済むのなら…
誰でも一度くらいはこのようなことを考えたことがあるのではないでしょうか。

仮に1日の睡眠時間を7時間として、これを1年間365日で計算すると、106日以上の時間が自分の自由に使えるようになります。これだけの時間があれば、仕事に費やしたり趣味の時間を楽しんだりと様々なメリットが考えられます。しかし、人間は眠らない状態が続くと体調を崩し、最悪の場合は死に至ってしまうのです。

疲れを十分に取るためには、睡眠時間を長くとるしか方法がないのでしょうか?

実は睡眠の質を上げると、睡眠時間をある程度減らしても疲れを取ることが可能です。そこで今回は短時間の睡眠で、効果的に疲れを取る方法を紹介します。

1.睡眠時間を90分の倍数にする

人間はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を90分周期で繰り返します。そのため、睡眠時間をこの周期に合わせると目覚めが良くなります。ただし、周期の時間には個人差があるので注意が必要です。

2.寝る3時間前までに身体を温める食事をとる

生姜や唐辛子など体を温めるものを摂ると、血行が良くなり寝付きもよくなります。消化を考えて、寝る3時間前までにこれらのものを摂るようにしましょう。

3.寝る直前は脳に刺激を与えない

寝る直前は脳を休めることが大切です。特にパソコンやスマホの画面から出るライト(ブルーライト)は脳を刺激します。寝る1時間前からは、これらの機器を使用しないようにしましょう。

4.寝るための環境を整える

人間は明るい場所にいると脳が覚醒してしまいます。寝る前は、部屋の電気を消してリラックスした空間を作りましょう。静かな音楽や、心地良いアロマの香り(カモミール・ミント等)もGOODです。

5.定期的な時間に起床する

いつもより寝る時間が遅くなっても、朝は決まった時間に起きましょう。規則正しい時間に起きることで体内のリズムが整います。同じ理由から、休みの日にダラダラと布団にいるのもあまり良くありません。

6.起きたら太陽の光を浴びる

太陽の光は、体を活動的にするコレチゾールを高め、眠気を誘うメラトニンを抑制します。起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。

7.昼寝をする

昼寝は日中の集中力を高め、夜の睡眠を深くする効果があります。ただし、あまり寝過ぎると逆効果なので15~20分程度にしておきましょう。

8軽い運動を習慣にする

運動は寝付きを良くし、深く眠れる効果を持っています。ウォーキングなど軽い運動を習慣化するよう心がけてください。

9通気性の良い素材のパジャマを着る

寝るときの服装は意外と重要です。通気・吸湿・放湿性の良いコットンやシルクの素材を選びましょう。体を締め付けないゆったりしたものにするとなおさら効果的です。お布団内の湿度コントロールはとても重要です。

10.固めの布団で眠る

柔らかい布団は体が沈み込んでしまうため、筋肉が緊張し安眠の妨げとなります。個人差はありますが、比較的固めの布団で眠ると睡眠を深くする効果があります。

11.ぬるめのお湯に入る

寝る前は、38~40度のお風呂にゆっくりと浸かってください。体温がゆるやかに上昇すると、副交感神経が優位になり、リラックスした状態で眠りにつけます。

いかがでしょうか。読んでいるだけで眠くなってきませんでしたか? 人間は睡眠の質を高めることで、ある程度は短時間睡眠が可能になります。例え一日に30分でも睡眠時間を減らせれば、一年で約一週間も自由な時間が増える計算になります。もちろん睡眠時間を減らして体調を崩してしまっては本末転倒ですが、今回紹介した方法を上手に活用して睡眠の質を高めてみてください。

あなたはどっち?ベッドと布団のメリットを比較(ベッド編)

ベッドと布団はどちらが快適か?

一日のおよそ三分の一はベッドや布団の中で過ごします。そのため、どのような寝具を選ぶかについては様々な意見が飛び交います。どちらにもメリットとデメリットがあるため絶対的な正解はありませんが、個々のライフスタイルに合わせて好みの寝具を選ぶのが正解なのでしょう。

それでは、何を基準にして寝具を選べば良いのでしょうか?
そこで今回は、2回に分けてベッドと布団、それぞれのメリットをご紹介しますので、参考にしてみてくださいまずはベッドのメリットからです。

ベッドを使うメリット

・布団の上げ下げをしなくて良い

ベッドは基本的に部屋に置いたままなので、布団の上げ下げをしなくてもかまいません。また敷いたままでも、ベッドは床とマットが直接設置しないため、湿気がこもらず衛生的です。

・睡眠中のホコリ対策になる

部屋の中では、床から30センチくらいの場所にホコリが集中していると言われています。ベッドは床から高さがあるので、アレルギーの元となるホコリやチリを吸いにくいのです。

・床面の温度・湿度の影響を受けにくい

ベッドは床面に直接触れないため、床面の温度や湿度の影響を受けにくいのも特徴です。特に冬場の床面は冷えきっていることが多く、その上に直接布団を敷くと底冷えを感じてしまうかもしれません。寒さで寝つきにくくなってしまいます。

・疲れた時にすぐに横になれる

ベッドは基本的に敷きっぱなしなので、疲労を感じるときや体調が優れない時、すぐに横になれます。布団の場合はいちいち敷き直さなければならないので億劫だと感じる人も多いでしょう。

・寝起きするのが楽

ベッドは高さがあるため、布団よりも寝起きするのが楽です。起きる時に膝を曲げる動作があまり負担になりません。特に膝が悪い場合は、ベッドはかなりお勧めです。

・様々な種類がある

ベッドといっても様々な種類のものがあります。大きなものから小さなもの、ベッドの下に収納が付いているものから本棚が一体化されているものまで。二段ベッドや三段ベッドなんかもあります。部屋の間取りに合わせて好みで選べるのは大きなメリットです。

今回はベッドのメリットについて見てきました。 これは私見ですが、ベッドの最大のメリットは床からの距離が離れているため、ホコリを吸いにくいということではないでしょうか。腰痛の人にとっては寝起きがしやすいのも見逃せないポイントの一つですね。

最近の住宅はフローリングの部屋が多いため、必然的にベッドを選ぶという人も多いように思います。ベッドには様々な種類があるので、ベッド派の人は、お気に入りを見つけて快適な睡眠を追求してみてください。

どこで選ぶ?失敗しないベッドの選び方

ぐっすり眠れない、起きると体中が痛い、眠っても疲れが取れないなど、睡眠に関する悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。悩みの原因は、もしかするとベッドにあるのかもしれません。
今回は、ベッドを選ぶ際に特に抑えておかなければならないポイントを紹介します。

キーワードは「寝返り」

ベッドで重要なのは「適度な寝返り」です。これを促進してくれるベッド・マットレスは寝返りをすることにより血液の循環を行うことで、体内の血液循環が適切に行うことが出来切ると言われています。

体圧分散とは?

体圧とは、寝ている時に体にかかる圧力のことです。
体圧はベッドに接している首や肩、腰などの出っ張った部分に集中してかかります。このような体圧の集中する場所は、寝ている間に血管が圧迫されてしびれや痛み、違和感などを引き起こしやすくなります。
だからと言って体圧分散をしてあげれば良い訳ではありません。体圧分散を優先させ過ぎて身体がホールドされる状態になってしまっては身動きが取れなくなったり、そこから抜け出すのに睡眠時に余計な体力を使ってしまう事にもなりかねません。
そのため、ある程度の身動きが取れて、定期的に寝返りをしてあげることにより、体圧を分散させて血流をスムーズにさせてあげることが大切です。

ベッドを選ぶときの基準

ベッドを選ぶときは、体圧分散がしっかりされているものを選ぶことが重要です。
次にどのようなベッドが体圧分散に優れているのかを紹介します。

1.体にあったものを選ぶ

寝ている間、同じ体勢を続けているとそこに圧力が集中するので、人間は寝返りを打って体圧を分散させようとします。適度な硬さでしっかりと支えてくれえるものが理想です。

2.背骨のS字カーブを維持するものを選ぶ

人間の背骨は横から見ると「S字」を描いています。これは体に最も負担の少ない姿勢で、寝ているときもこのS字を維持するような体勢を取ることが重要です。
ベッドが固すぎると背骨のS字を維持することができませんし、逆に柔らかすぎると沈みすぎてS字の隙間が大きくなってしまいます。
適度な固さを持ったマットレスを選ぶことが大切です。ラテックスはゴムの樹液を発砲して枕・マットレスの形状にお作りしてます。ゴムの特徴は何とっても高反発力です。高反発の力で支えてくれるのに固くない新しい素材です。

3適度な弾力性のものを選ぶ

寝ている時に、人間の体で体圧がかかりやすいのは、頭、胸、腰、足です。
柔らかいベッドに寝ると、体圧の集中するところが沈み不自然な姿勢になってしまいます。逆に固すぎるベッドだと体圧で血管が圧迫されて体がしびれてしまいます。
理想的なのは、自分の体にあった硬さのベッドを見極めること。最近では体の特定の個所に負担がかからないよう計算されたベッドも販売されています。高反発素材のもので身体をしっかり支えてくれて沈む込まないベッドが理想です。

まとめ

ベッドは良質な睡眠をとる上で欠かせない重要な寝具です。
首や肩の慢性的な痛みに悩む人は、一度ベッドを見直してみてはいかがでしょうか?
ベッドを変えるだけで、今までよりずっと質の高い眠りを得ることができるかもしれませんよ。

あなたは何派?仰向け・うつむけ・横向け?寝方で分かるメリット・デメリット

「仰向け」「うつ伏せ」「横向け」。あなたはどんな体勢で寝ていますか?
どの寝方でも、睡眠にはあまり影響がないのでは…と思うかもしれませんが、実は寝る時の体勢が睡眠に大きな影響を及ぼすことはあまり知られていません。
今日は、寝る時の体勢で変わる、メリット・デメリットを紹介します。

仰向け

向けは肺やお腹が上になるので、呼吸が楽にでき、リラックスした状態で眠ることができます。
また、血液が全身を無理なく巡るため血栓ができにくく、さらに寝つきもよくなるというメリットがあります。
一方、手と足がまっすぐ伸びた状態になりやすいので、体がつっぱり疲れが取れない場合も。さらに、仰向けの体勢は気道が狭くなっているため、いびきをかいたり、時には睡眠時無呼吸症候群の原因になることもあります 。
舌の付け根が気道に落ちやすい体勢でもあるためです。
また、腰に負担が集中しやすいので、腰痛の人は腰の部分に空間が出来ないよう工夫してあげると良いでしょう。

メリット=身体のバランスが良い。リラックスした状態で眠れる
デメリット=いびきの原因や、睡眠時無呼吸症候群の危険がある

うつ伏せ

つ伏せは気道が確保されやすい体勢なので、いびきの改善や、睡眠時無呼吸症候群にも効果があると言われています。
背骨への圧迫が少ないので、腰痛が緩和されるという効果も持っています。
一方、全身の重みが胸や横隔膜を圧迫するので、呼吸に影響及ぼしたり、心臓にも負担がかかったりします。心臓病や高血圧の人には向いていない体勢と言えるでしょう。
また、首が安定せず、左右どちらかに傾くことが多いので、首に負担がかかりやすい面も持っています。
また、体を下に向けて寝るので、あまり固い布団では寝心地はよくありません。その場合は少しやらわかめのベッドを選ぶと良いでしょう。

メリット=いびきが軽減する、睡眠時無呼吸症候群の防止
デメリット顔に負担かかる。胸や横隔膜を圧迫するので、呼吸に影響及ぼしたり、心臓にも負担がかかる。首の筋肉硬いと難しい

横向け

横向き寝はうつぶせと同じように気道が確保されるので、いびきをかきにくく、睡眠時無呼吸症候群の改善にも効果があると言われています。また横を向いているため、お腹への負担も少ない寝方です。
特に妊婦に適していることで知られています。左右のどちらを下にするかで効果も変わり、右半身を下にすると腸の働き方を助けることができ、心臓のある左半身を下にすると全身の血液が心臓に戻りやすいと言われています。
しかし、いずれにせよ左右のどちらかに負担が集中するため、寝返りをあまり打たない人は、ゆがみや寝違えの原因になる場合があるようです。

メリット=いびきを軽減する、睡眠時無呼吸症候群の防止、内臓を圧迫しない
デメリット=身体の片方に負担が集中し、身体のゆがみの原因になる。

寝ている時にどんな体勢になっているかは、自分では分からないという人も多いはず。
そんなときは誰かに見てもらう。もしくは寝てるところをビデオに録画して観てみるのもよいでしょう。
意外と気づかない、寝ている時の癖が分かったりしておもしろいですよ。

こんなに違う!?快適に目覚めるための朝の習慣

朝どうしても起きられない…。
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
睡眠の質が悪いと十分な休息を取ることができず、気持ちよく朝を迎えることができません。
でも、ちょっとした習慣を身につけることで、見違えるように目覚めが良くなる方法があります。
今日は、快適に目覚めるための朝の習慣を紹介します。

室温を調整する

朝に起きられない原因の一つに低体温があります。
これは、睡眠中に体温が下がってしまい、目は覚めても体が起きるまでに時間がかかってしまうことを言います。これを防ぐには、あらかじめ体温を上昇させておくのがポイント。
起きる時間の1時間前にエアコンを作動させ室内の温度を調整しておくと自然に体も目覚めるようになります。スッキリと起きられるだけでなく、朝から活動的になれるというメリットも持っています。

光で体内時計を合わせる

朝起きたら、最初にカーテンを全開にして日光をとり入れましょう。もし、曇りなどで日光がないときや部屋に日差しが差し込まないときは、蛍光灯の明かりでもかまいません。体に光を当てることで、眠っていた脳が一気に目を覚まします。
これは人間の持つ体内時計が「暗くなったら寝る、明るくなったら起きる」と設定されているからです。もしあなたが目覚めの悪さに悩んでいるなら、起きたらすぐに体に光を当てて体内時計を調整しましょう。

目覚まし時計は複数使わない

どうしても起きられないからといって、目覚まし時計を複数用意したり、何度も鳴るようにしていませんか?
実はこれはまったくの逆効果!なぜなら、次に鳴ったときに起きればいいやと思ってしまうからです。
それだけではありません。寝起きにうるさい音を何度も聞くのは不快な気分を引き起こすだけです。目覚まし時計は一個だけセットして、一回で確実に目を覚ますようにしましょう。一個だけだと不安なら、ベッドから少し離れた場所に置くといいですよ。

軽いストレッチをする

目が覚めても体がだるくてついつい二度寝してしまう。そんなときは軽いストレッチをしてみましょう。
体を伸ばすことで血流が循環し、脳が覚醒していきます。立ち上がってのストレッチが辛いのなら、上半身だけ起こしてみるだけでも効果的。頭の位置を高くすることで血流が循環し、脳も早く目覚めます。

まとめ

今回は、朝にスッキリ目覚める方法を紹介しました。
一度に全部始めるのは難しいという人は、5つの中から自分に合った起き方を見つけて少しずつ続けましょう。慣れてくれば徐々にいくつかの方法を組み合わせてみてください。
継続することで、快適に目覚められるようになりますよ。
ぜひ実践して、快適な目覚めを手に入れてください。

【エイジングケア】眠っている間に新陳代謝を活発にして若返る

寝不足の状態が続くと、肌の調子が悪くなっているような気がしませんか?
睡眠は肌の状態と非常に深い関わりを持っています。なぜなら、肌を構成する細胞は、主に人間が眠っている間に新しく生まれ変わるからです。

人間の睡眠はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を交互に繰り返します。このノンレム睡眠のときに成長ホルモンが分泌され新陳代謝が活発に行われます。そのため、睡眠時間が少ない時や、睡眠の状態が良くない時は、新陳代謝が上手く行われず、シミやシワ、くすみなど様々な肌の不調が現れます。

つまり、肌の新陳代謝を活発化するためには、十分な睡眠をとることが大切なのです。

どれくらい眠ればいいの?

一般的に理想とされる睡眠時間は6~8時間と言われています。ただし十分な睡眠時間をとったとしても、ぐっすり眠れたと感じる時もありますし、あまり眠れなかったと感じる時もあります。これは、睡眠の質が原因です。睡眠の質が悪いと眠りが浅くってしまったり、何度も目覚めてしまったりして、ぐっすりと眠れた感じがしなくなってしまうのです。

睡眠の質を高めるにはどうすればいいの?

それでは、睡眠の質を高めるにはどうすればよいのでしょうか?
今回は簡単にできる3つのポイントを取り上げてみました。

・睡眠の質を高める食品を摂る

食品の中には、睡眠の質を高める効果を持っているものがあります。例えば、レタスにはラクチュコピクリンという鎮静作用のある成分が含まれていまし、タマネギやニンニク、ニラやネギには硫化アリルという同様の効果を持った成分が含まれています。これらの食品を眠る前に食べると熟睡しやすくなります。

・サプリメントや漢方薬を摂る

なかなか眠れないのなら、入眠前に漢方薬やサプリメントを摂ってみてはいかがでしょうか。漢方薬なら酸棗仁湯(さんそうにんとう)、サプリメントならメラトニンやバレリアンが効果的です。ただし肝機能に障害のある人は逆効果になることもあるので、服用する前には医師や薬剤師に必ず相談してください。

・眠る前にリラックスできる時間を作る

入眠の数十分前から、部屋の電気を消し熟睡できる環境を作りましょう。お香やアロマを炊いたり、穏やかな音楽を聞いたりしてリラックスした状態にしてから眠ると、良質な睡眠がとれると言われています。真っ暗な状態が落ち着かないのなら間接照明をつけるもの良いでしょう。副交感神経が働き良質な睡眠がとりやすくなります。

これらの方法を続けることで睡眠の質は徐々に高くなっていきます。睡眠の質が高くなり、新陳代謝が活発になるとシミやシワなどの肌の不調が改善するようになってきます。エイジングケアに興味のある方は、ぜひお試しください。

不眠には理由があります!眠れない人がやりがちな3つの悪習慣

毎日眠れない…。
このような悩みを抱えている人は意外と多くいます。
本来ならばしっかりと睡眠をとって翌日に備えたいのに、眠ることができない。眠ったとしても疲れが取れた気がしない。このように感じている人はかなり多いのではないでしょうか。実は不眠に悩む人にはある共通点があるのです。

何時間寝ればいいのか?

不眠症の悩みで多いのが「何時間寝ればいいの?」です。
しかし正しい睡眠時間というのは明確に定義されておらず、人によっては3時間ほどの睡眠でも疲れが取れているのであれば不眠症ではありませんし、8時間眠っていたとしても十分に寝た気がしていないのであれば不眠症と言えます。
つまり、睡眠時間は人によって違うのです。

また不眠症は、子供の内に起こることは少なく20~30代にかけて増えだします。40代を過ぎた頃からさらに増えていき、中年以降でピークに達します。
これは肉体的な衰えだけではなく、ストレスや生活習慣の乱れも原因だと言われています。

不眠を引き起こす3つの悪習慣

不眠を引き起こす生活習慣の乱れとは何でしょうか?順番に見ていきましょう。

・運動をしない

中高年にもなると仕事の質が変わっていき体を動かすことが少なくなってきます。自分のために使える時間も少なくなり、運動をする時間を確保できなくなってしまいます。
運動は心地よい身体の疲労を生み、睡眠の質を高めます。通勤時にひとつ遠い駅で降りて歩いてみるなど、毎日の生活に軽い運動をとり入れるだけでも効果が期待できるでしょう。

・寝る直前に食事を摂る

日中食事の時間を確保できず、寝る直前に一気に食べてそのまま睡眠をとる。これでは良質な睡眠をとれるはずがありません。
胃の中に食事が残っている状態で睡眠をとると、寝ている間にも胃が動き続けることになるので深く眠れません。目安として食事は寝る3時間前までに済ますようにしてください。

・カフェインを過剰に摂取する

コーヒーなどに含まれるカフェインは覚醒作用を持っているので、過剰に摂取すると睡眠を妨げます。寝る4時間以内の摂取は避けましょう。
また、カフェインというとコーヒーを連想しがちですが、紅茶やお茶にもカフェインは含まれています。
特に玉露はコーヒー以上にカフェインが含まれていることもあるので注意してください。

不眠に悩む人はここで紹介した習慣のどれかが当てはまるのではないでしょうか。もし、全てに当てはまるというのではれば、まずはどれか一つでも良いので改善するようにしてみてください。
どれか一つを改善するだけでも十分に効果を得ることができますよ。少しずつ生活習慣を変えて、良質な睡眠をとりましょう。

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